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コーポレートリブランディング
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今、日本は明らかな問題を抱えている職場が多数あります。
会社全体を見てもどこか閉鎖的で、どこに向かおうとしているのかはまるでわからない。
結局は何も変わらないという諦め感が広がっていく。
中には「これが普通」「社会なんてこんなもん」だと、
ワクワクすることが幻想だと思っている方も少なくはないはずです。
心の中では「本当にそれで良いのか」と感じている自分もいるけれど、
これ以上大変な業務が増えるくらいなら今を受け入れよう、こんな方もいるかもしれません。
ー 本当はもっと楽しく仕事がしたい
ー 本当はもっと上司や仲間を大切にしたい
ー 本当はもっと自分たちがやっていることに夢と誇りを持ちたい
この気持ちが少しでもある方へ向けて今回は、
「関係革新」をテーマにブログを書いていければと思っております。
「言うは易し、行うは難し」ではありますが、
「みんなもっとコミュニケーション取ろうよ!」と声をかけて飲み会を開き、
すぐにみんなが本音を話だすレベルであれば単なるコミュニケーション不足かもしれません。
「飲み会をやろうよ!」に対し、「私、忙しいので」や「予定があるので」と言って、なかなか参加してくれない。
中には「それって業務ですか?」「プライベートと仕事は一緒にしたくないので」という話も少なからずあります。
最低限の業務上のやり取りはしているけれど、お互いの状況や気持ちを知るための対話がすくない。
だからこそ、よそよそしく、ちょっとした気遣いもできない。気楽に声もかけられない。
最初のステップは、こうした関係を変えることです。
カギになるのは【感情とつながり】です。
互いの感情が見え、感情の交流を促進する中で、
安心・安全・信頼のつながりを再生していく、こうした取り組みを試みていくことが必要です。
ではどのようなことから始めていけば良いのか。
まずは「本当はどんな気持ちで働いているのか」お互いを知ること、共有することから始めます。
とは言っても、これも簡単に「みんなどう思っているの?」「どんな気持ちなの?」とぶつけても、本当の気持ちはなかなか出てきません。
それこそ表面的な答えをして、真実の気持ちを押し隠す人も出てきてしまいます。
どうしたらお互いの本当の気持ちを知ることができるのか、
それには客観的に自分の感情を捉え、公開する必要があります。
人の感情をはっきりとさせることは至難の技です。ですが、自分の気持ちが本当はどういうものなのか。
これをはっきりさせることはできるはずです。
仕事や職場が楽しいと感じ、将来への期待感を持て、自分からやってみよう、チャレンジしてみようと主体的になれる【イキイキ感情】
この感情が空回りし始め、頑張ろうという気持ちがあってもなかなか上手くいかない、成果が出ないと苛立ちが募り、
そこに上司が気づいてくれない、動いてくれないことへの「ギスギス感情」
さらに深みにはまり、不安を感じ、落ち込んでしまい、将来が見えなくなり、心を閉ざしてしまう「冷え冷え感情」
この感情の意向から、どうぜ何をやっても無駄、我慢するしかない、耐えるしかない、と
拒否を続けることが続いてしまいます。
こうならないために一番大切な感情が「あたたか感情」です。
お互いのことを見ることができ、いざというときは守ろうとする。
知恵を出し合い共有することができ、こうしたやり取りを経てお互いを認め合い、感謝し合う気持ちが交流する。
今自分がどの位置の感情にいるかを理解することができる組織やチームであれば、自ずと空気感が可視化されていくものです。
こうして、一つ一つの状況を、みんなが自分ごととして意見を出し合い、相談し合うようになれば、
「良かった。みんなも同じことを考えていたのか。ホッとした。」と口に出す人がいるかもしれません。
そこに続けて、「もっとみんな口に出そう。」「そこまで悪い状況ではない気がしてきた。」など、口が開いてくるかもしれません。
互いの気持ちが見えたことで、心の中の緊張がスッとほどけていく。
自分だけじゃなかったと、少し楽になることはよくあります。
感情が見えないということは、お互いを追い詰める危険なことではありますが、
逆に感情が見えてくると、これまでの悩みは驚くほど簡単に解決することもあるはずです。
目の前の人の感情を理解することはとても大切なことです。
ですがその前に、自分の感情を理解し、言葉にし、共有していくことが、関係革新の第一歩かもしれません。
様々な職場が抱える問題はまだまだあります。
Mad.のブログで取り上げながら、世にある組織を幸せな集団にしていくきっかけになれればと考えています。