ブログ
日々の気づき
私は本を読むことが好きです。
本からたくさんのことを学んできました。
今日はそんな私の心に残る1冊から、ビジネスに活かせる内容をピックアップしようと思います。
まずは私が今日お話しする本のご紹介です。
ほとんどのビジネスに真っ直ぐに向き合っているであろう方々が知っている本
そんなみんなが知っている本を紹介しても・・・。という声が聞こえてきそうですが、
私たちMad.のお客様は「変わりたい、変わろうとする全ての方々」です。
変わりたいけれど変われない方々の中には
・読まないといけないのはなんとなくわかるけど、本なんて読んだら眠くなる人
・この本は知っているけどどうやって仕事に活かせば良いかわからない人
・シンプルに内容を覚えてない人
様々いらっしゃると思います。
「この本を読んでください!」と書いて終わり、もちろんその方が簡単なことですし、
むしろ私のフィルターが入らない分、濁った伝わり方はしないと思いますが、
たまたまこのブログに目を通していただいた方には、
少しだけMad.のエッセンスの入った解釈をしてもらうのも悪くはないのかなとも思っております。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
私がこの本と出会った・・いや、正式にいうと、
「この本の中に書いてある言葉」に出会ったのは、今から10年前の新卒1年目のことです。
福岡県百道浜にある海の上に浮いている結婚式場で働かせていただくことになり、
当然毎朝何が行われるかというと、「朝礼」です。
朝礼では、1日のスケジュールや流れ、ジェネラルマネージャーからのお話し(あまり鮮明には覚えていないので曖昧ですが)
などの共有事項があった後、事務所の奥に貼ってあるものを全員で声に出して読むことが恒例の締めでした。
貼ってあったものの題名は
「伝説の新人&スーパー中堅と呼ばれる人材になれ!」
というものでした。
この時にこの「言葉たち」と出会い、毎朝2〜3つほど声に出すので、今でも何も読まずに言えるほど脳に焼き付いています。
当時のポンコツな自分は、完全に「やらされ仕事」と捉えており全くに身になった覚えはありませんが、
今となってはこの本をチョイスして毎朝読むことを決めた方、これを伝えようとしてくれた方を心から尊敬します。
それほどこの本に書いてあることは新人〜中堅〜ベテラン関係なく、
ビジネスマンとしての真髄が詰まっていると思っています。
私自身が行なっている新卒研修でも、この本の中から使わせていただいているワードはたんまりあります。
前置きが長くなってしまいましたが、まずはこの本に書いてある第一章「伝説の新人は、スタートが違う」から
3つをピックアップしてお伝えしてみたいと思います。
敢えて言う必要はありませんが、新人はスタートが肝心です。
この本の筆者も、もし新人に対して1つしか伝えられないとしたらこのスタートの重要性を伝えると書いています。
スタートの遅れは後から簡単に取り返すことができないほど大きなものになります。
入社初日のスタートは間違いなく横一線です。
もし今日が4月1日だとすると、明日どころか、この話を聞いた1秒後から差は生まれていくことを認識しなければなりません。
– まずは準備をしっかりしてから
– とりあえず職場に慣れないと
– 3ヶ月後にはあの仕事は任されたい
どのような業務の内容かは関係なく、このスタンス在り方の時点で多くのチャンスを逃していきます。
最初からエンジン全開で引かれる人もいるかもしれません。
ちょっと張り切りすぎてこけてしまうかもしれません。
ですが、そこに恥ずかしさを感じてはいけないと思っています。
引かれることも、こけることも新人の今なら許されます。
何より、仕事を任せてくれる方々の頭に浮かぶ存在になれます。
「あの子頑張ってるなぁ」から大切な仕事を任せもらうきっかけは生まれます。
スタートが遅れている人には「まずはこの仕事から・・・」が当たり前です。
学校のように同じ授業を受けて、同じように学年が上がる訳ではありません。
先生は教えることが仕事ですが、私たちは結果を出すための教育という手段です。
スタート直後から全力を出し、遅れを取らない行動を心がけましょう。
「チャンスは平等ではなく、最初のチャンスをものにした人に集中し続ける」
ということです。
会社には想像以上にたくさんのチャンスが落ちています。
しかしそれを拾おうとする人は、これまた想像以上に少ないのです。
働く1人1人の社員たちがどこからどう見ても大忙しな会社ばかりだと思います。
これを読んでくれているあなたの会社もおそらくそうでしょう。
新たな業務が目の前に落ちた時、誰かがそれをやらねばならない状態になった時、
もちろん先輩たちがやった方が早く終わりますし、クオリティも高い。
けれどその先輩たちが自分の業務に追われ、落ちた業務を見て見ぬフリをしていいます。
これはチャンス!
でも新人の自分は経験もなく知識もスキルも身についていないので、なかなか手を挙げれられないかもしれません。
ただ、野球をやってきた筆者はこのような例を挙げて言っています。
「ここぞとばかりに手を挙げること。
手を挙げてもなかなかバッターボックスに立てない世界で4年間過ごしてきた私にとっては、
手を挙げるだけで何度もバッターボックスに立てる会社員は本当に驚きだった」
私も幼い頃から高校まで全てを野球に捧げてきた身なので心から同感です。
さらに仕事においては、失敗しても次があることが多く、
新人であれば多少のミスは目をつぶってもらえます。
野球では、数少ないチャンスでヒットが打てなければ、
次にバッターボックスに立つチャンスが来るのは遥か先になる可能性だってあります。
この環境に比べると遥かにチャンスが掴みやすい状況だということです。
先輩たちが敬遠する要望の多いクライアントの仕事や、
単純作業の多い業務、飲み会の幹事、弁当の買い出し、お店探しなど、
人が避けたがるもの全てをチャンスをと捉え、突っ込んでいきましょう。
すぐ先の未来の成果には繋がらず、業務の多さに溺れそうになるかもしれませんが、
少しづつコツを覚え、キャパシティが増えていくはずです。
社会に出ると時々、「どうしてそんなに仕事を頑張れるの?」と聞きたくなるほど頑張っている人に出会うことがあるでしょう。
「常に全力を出していては辛いのでは?」と思うかもしれませんが、彼らはそう感じていません。
彼らにとってはそれがそもそも当たり前ですし、常に全力で仕事に向かっていますので、
仕事の生産性もクオリティも高く、社内からもお客様からも喜ばれるので仕事がどんどん楽しくなってしまうのです。
人は楽しいと感じることに、エネルギーが自然と向かっていきます。
・できなかったことができるようになること
・人から褒められたり感謝されたりすること
・仲間が自分を認めてくれたりする時
これらは本気でやったからこそ得られる喜びや快感であり、本気でやっていなければ味わうことができないものなのです。
一度味わったお仕事をもう一度味わいたいという気持ちが次の仕事に確実に繋がっていきます。
社会人生活の大部分を占める仕事の時間が楽しくなると、人生そのものが楽しくなっていきます。
「まずは全力でスタートすること!ここから全ては始まっていきます。」
私がこの本を読んで、これから出会う全ての新人の方に伝えたいことだと心から感じました。
ぜひみなさまもこの「伝説の新人」という本を手にとってみてください。
またタイミングを見て、「伝説の新人 刺さるワード集」をお届けしたいと思っております。