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初めまして!!
Mad to Mouth.(マッド トゥ マウス)の久保田浩之です。
私は学生さんや新入社員の方たちと関わることが多いので、
今回は若い世代に関連づけてお話します。
近年、“Z世代は…”この言葉をよく耳にします。
なぜこんなにもこの世代だけ耳にするのでしょうか?
私が少し大人になり、このような話題を耳にする機会が増えたのもあるのかと…
様々な理由があるとは思いますが
“この世代が注目されている”ということは紛れもない事実としてあります。
世界的にみると、この世代は人口の割合的に増加しており、
それに伴いこの世代の購買力も高まってきているといわれています。
収入・支出共に増加していくこれからの若い世代をターゲットとする企業の観点からすると、
さらに重要な存在になっていくことは明らかであり、今後さらに注目が集まっていくはずです。
とはいえ企業側目線で考えた場合、
いつの時代も若い世代との関わり方は難しいものです。
「~世代」と言われているのも今に始まったわけではありません。
おそらく私たちが「若い」と言われていた時代も多くの先輩方を悩ませてきたのでしょう。
いつの時代も変わらずに、年上の方々を悩ませてきた問題だからこそ根本の解決も普遍的に必要です。
その根本の部分に、少しだけ今の時代特有の思考を付け加えるだけで解決に近づけるかもしれません。
今回はいつも心がけている【会話】という部分を、
私なりの「特有な思考」を元に書かせていただければと思います。
まずは世代関係なく、普遍的な部分、
「関わる相手との心の距離の縮め方」について書かせていただきます。
そのために大前提必要な1つ目のポイントは
“相手の事を「好き」から入る” ということ。
年齢は関係なく、関わろうとする相手への興味を抱かない事には、
心の距離が縮まることは絶対に無いといえます。
「愛されたければ愛しなさい」
私はよくこの言葉を口にするのですが、やはりされたいと思うことはまず、
自分から進んで行わないことには他人が動いてくれるはずがありません。
また、本気ではない行動はすぐに見抜かれる可能性が大きくあります。
興味のベクトルはどの方向でも良い、というのが私の考えではありますが、
それが「本気かどうか」または「自ら刺しているかどうか」が大切になってきます。
このマインドをしっかり持っておかないと一向に「相手との心の距離」が縮まることはないでしょう。
そして2つ目のポイントは
“警戒心を解かせる”ということ。
その人独自の感性や話し方、シンプルなキャラクターなど、
それぞれ個性が活かされる部分は今回抜きにして、私が1番意識していることは
「会話の比率と中身」です。
私は自分と相手の会話の比率を 3:7 目安にすることを心がけております。
会話が上手い人は「話し上手」と「聞き上手」の2パターンに分かれますが、
やはり警戒心を解くのにより効果的なのは「聞き上手」ではないでしょうか?
私がこれまで感じた部分として、話していく中で緊張が解ける場面や、
話している中で共感などにより親近感が湧く場面など、
警戒心が緩まる要素がある人は大概「聞き上手」の方が多い気がしています。
しかし先程お伝えした通り、自ら意思表示をしないと相手は動いてはくれないという部分が大きいので
自分の意見などはこちらから話すという事も非常に大事になってきます。
“自ら話し、次に相手に話させる”という構造はブラすことなく、
割合を意識することが警戒心を解くうえで効果的になります。
また、もう1つ意識していることは「弱みをみせる」という事です。
「どのような内容が…」についてはまた別のブログでお伝えさせていただければと思っておりますので、
今回は割愛させていただきますが、やはり大なり小なりこの作業を行うことで警戒心が解けるスピードは変わってきます。
年齢、世代関係なく効果がでる部分でいくと、
上記2つの事は大きく当てはまるのではないでしょうか。
上記の内容を理解した上で、あとは世代特有の思考をプラスする必要があります。
ここからは世代の環境から少しヒントをもらう事にしましょう。
今回ピックアップしているZ世代は、
スマートフォンやSNSが生まれた時から慣れ親しんだ存在であり、
情報収集や発信、メディアを駆使したコミュニティ形成が得意とされています。
大衆向けのテレビや雑誌などには触れることは少なく、
SNSで自分の価値観に合わせて情報を手に入れられる、
また自分と同じ意志や価値観を持っている仲間と繋がりやすくなっているのでパーソナライズ化されている世代です。
また自身で得る情報の範囲が広がっている為、
話しを聞く相手には、よりその人からではないと得られない唯一無二の情報を求めています。
情報収集が簡単にできてしまうからこそ、そこにしかないものにより価値を感じる傾向があります。
上記を踏まえ、私が意識していることは
・より個人に着目した話の内容
・話す事に対しての価値の植え付け の2つです。
その人自身の考え、価値観、人柄に基づいたヒアリングをすることは、
この世代との会話の中で重要な要素の大半を占めており、
より個人に合わせた会話、寄り添いが必要とされています。
今までの世代と比べ、会話の割合をより個人にフォーカスした内容にする必要があります。
同時に自身の発する内容も少し深堀った話をすることでプラスな印象を与えます。
さらにより相手が理解する範囲の中で、
今まで相手が考えつかなかった話などを少量加えるだけで向き合う姿勢が変わってきます。
どの世代でも距離を縮めることに必要な要素ではありますが、今の若者にはより効果的であると考えています。
冒頭でもお伝えした通り、世代の違う人たちと上手く関わるという事は
時代に合わせた価値を知り、適応することが必要になります。
企業側からすると、新入社員が入社する度に絶えず向き合う課題であり、膨大な時間をかけてきました。
しかし、今求められる“個人個人への向き合い方”というものは、どうしても時間と労力がかかってしまいます。
ここが今まさに世の中が直面している課題ではないでしょうか。
時間をかけてこの課題と向き合うのか、より効果的な方法を考え、
効率よく進めていくのか…
効果的に進めていくにはどのようにしていけばいいのか…
今回は触りの部分しかお伝えしておりませんが、今後Mad.という場所を通じて
私自身、このような議論がもっともっとできていければ良いなと思っているところでございます。
このような悩みを抱えている方々や企業様と純粋にお話ししてみたい、
それが私の強い想いです。
ぜひお気軽にメッセージをいただければと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!