チームで立てた作戦を実行できない理由

チームリブランディング

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企業とは人の集合体であり、人の集合体とは組織であり、組織とはチームです。

大小に関わらず、人は何らかのチームに属している可能性が非常に高いと思います。
これから先このブログでは、たくさんのチーム事情について書いていくつもりです。

まずは「チームで立てた作戦を実行できない理由」というタイトルでお話しいたします。

立てた作戦を実行できない理由

チームには常に『作戦』があるとMad.は考えています。

◻︎「方針」という名の作戦
◻︎「ルール」という名の作戦
◻︎「目標」や「思いやり」という名の作戦

表現は変わりますが、これらを全て『作戦』と捉えています。

いわゆる

「何かの目的に向かって、決まりごとをつくり、共に進んでいくこと」が作戦だということです。

ですが、当然のように作戦はうまくいかないことがほとんどです。
作戦を立て、実行し、壁にぶつかり、また作戦を練り直す。

私も振り返れば作戦を練り直している時間の方が断然長かったように思います。

ではなぜ作戦とはうまくいかないのか。

それは「人は感情の生き物だから」です。

作戦通りに動けば必ずうまくいく。
なのに、つい昨日嫌なことがあって気が乗らず、サボってしまう。
作戦通りに期限に間に合わせれば確実にクライアントは喜んでくれる。
なのに、仲間同士のコミュニケーションがうまくいかず、関係修復に時間を取られてしまう。

これが必ずぶつかってしまう「人の感情の壁」です。

作戦は地図である

地図はとても面白いと思います。
目的地は一発で示されていて、道筋も指で辿ればイメージが湧きます。
ただ、いざ出発するとナビとは違い、曲がり角ごとに確認を行わないと、ほぼ100%迷子になります。

これは仕事や作戦にも同じことが言えます。

作戦を立てるということは大前提「目的地」は定まっているはずです。
ですがそれぞれで「目的地に集合!」といっても難しい。
ほぼ毎日進捗確認を行いながら進めていく必要があります。
そうしなければ、ほぼ全てのメンバーは
「見事なほどに当初立てた作戦と違う動きをしている」はずです。

【例】 

「萩野さん、営業資料の作成が終わったら、研修資料の作成に入るはずだったよね?
 なぜ先に、ブランドロゴの作成に入っているの?」

「わかってはいるのですが、研修資料の表紙にこのブランドのロゴをどうしても入れたくて。
 先に作ってしまおうと思い、ロゴから取り掛かっています。」

「なるほど。研修資料のクオリティの追求をしているのですね。
 悪くはないですが、クライアントの希望は一ヶ月後に研修が実施できること。
 資料の修正や練習期間も考慮すると、優先順は守らないといけない。となると、研修資料の完成を先にすべきじゃない?」

「ですが、昨日クライアントからお電話をいただき、自社らしいオシャレな資料を追加でご希望いただいたので、
 そのイメージを体現するためにもロゴの完成はマストだと思いました。」

「状況が変わったということだね。
 ちなみにロゴ制作を先にすると、一ヶ月後の研修のスタートはマストとして、確実に間に合うスケジュールにはなってる?」

「やってみなければわかりません。先方のOK次第でもありますし。」

「今回のクライントのこだわりは強い?」

「かなり強いと思います。」

「となると、おそらくスケジュール的に研修資料の120%の完成は見込めない気がする。
 まずは研修資料の大枠を作り、クライアントへ提案、修正点の待ちの間にロゴ考案の流れでいこう。」

あくまで例ではありますが、このような会話をチームメンバーと常に行なっていくことが大切です。
誰も目的地を無視しているつもりはありません。
目の前に道に集中すると、角を曲がった瞬間に次の道を忘れてしまっているだけだということです。

ブレずに実行する力

多くの人はブレずに実行する力を持っていません。
だから多くの作戦は、絵に描いた餅になってしまう可能性も非常に高いのです。

 「ブレずに実行する」とは

・チームメンバーに毎日進捗を確認する
・ブレを指摘する
・諦めず修正をかけ続ける        ことが絶対的に必要になってきます。

これを行える人が実行者となることで、
分散されてしまう戦力が一本の道を保ち続けることができ、誰も迷わずに進むことができるのです。

お気づきかもしれませんがこれが「リーダーの素質を持った人」です。
リーダーシップについてはまた別のブログで書いていきますが、
お伝えしたとおり「役職」や「立場」からリーダーが生まれる訳ではないのです。
その都度目的地を設定し、発信の掛け声を上げ、常に前に進み続ける修正が実行できる人こそが、組織のリーダーであるということです。

全ての人にリーダーの素質は備わっている。

このリーダーシップというポテンシャルを引き出すこともMad.の事業として行なっております。

 まずは一度お話しさせていただければと思います。

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