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日々の気づき
4月に入って早くも2週間が経過しようとしています。
新卒の皆さま、入社おめでとうございます。
本当に大変な就職活動を乗り越え、期待と不安を胸いっぱいに抱きながら入社という
人生でも大切な大切な瞬間を過ごされたんじゃないかと思います。
特に新卒1年目はこれまで経験したこのない喜びや仲間と進んでいくワクワク感、
逆にいうと深い挫折を味わうこともあるかもしれません。
どちらにせよ、とても濃厚な1年になることは間違いないでしょう。
今回はそんな新卒の皆さまに向けたブログになれば良いなと思って書いていきます。
まず大前提、新卒というのは社会党険しい場所を過ごす上で、
唯一「失敗が許される期間」だと、ぼくは思っています。
ぼくは約10年前に福岡の結婚式場で新卒として働き始めましたが、
まず初日から天然パーマをパーマだと言われ、剃ってもいない眉毛を剃っていると言われ、
大きな声で返事をすると声が居酒屋っぽいと言われ、
終いにはすれ違う上司の方に「この子終わったね。」と投げ捨てられ、入社して初めての仕事は「説教を受けること」でした。
「ついに大人の仲間入りだ!」とワクワクした気持ちは、
ものの15分ほどでズタズタにされたことを今でも覚えています。
(今となってはとても良い思い出です!笑)
ですが当時は何の知恵も経験もない社会人初日なので、
「これが大人か、、、想像より厳しいな、、、」と考えることしかできませでした。
あまりにも無知だったぼくは、
・成長したい
・評価されたい
・仕事を覚えたい という感覚さえなく、
とにかく「目の前の怒っている状況を乗り切る」ことだけを考えながら時間を過ごす日々でした。
ですが半年後にお客様から指名をいただき、
徐々に会社の役に立ちはじめた頃には、上記のことなんて自分以外誰も覚えていません。
ある意味失敗ということにも気づいていなかったぼくですが、
今から出会う新卒の方、そしてこちらのブログを見ていただいている新卒の方には
ぜひ「今やってしまう失敗は、ただの経験だ」ことを伝えたいと思います。
新卒の失敗をカバーするのが、上司たちの仕事であるとぼくは思います。
ではここから具体的に中身に入っていきますが、
新卒で「やってしまいそうな間違い3選」を発表していきたいと思います。
・横に並んだ同期に負けたくない。
・絶対に成果を出してやるんだ。
・俺が、私が1番になるんだ。
この思いが先行しすぎてしまうと、必ずと言って良いほど評価されません。
むしろ嫌われます。
ここの対処法は「人との差を出そうとしない」ことです。
まずは周りの新卒と同じことを同じようにやっていく。
するとなぜか自分の方が早く終わったり、なぜか自分だけ褒められる時はきます。
それがあなたの「長所」であり「個性」です。
よく聞く言葉だと思いますが、当たり前のことを当たり前にやることで自然の見えてくる自分の色。
「かます」必要はなく「滲むまで待つ」
この心構えを持つことが重要です。
新卒の自分は可能性に満ち溢れています。
何者でもないにも関わらず、何者にだって勝ててしまいそうな、そんな気さえしてきます。
自分が社会人になって、描いていたものを全て手に入れ、最短で駆け上がっていく姿、
この希望を持つことはとても大切なことです。
ですが現実は違います。
自分がどれだけしっかりやっているつもりでも、周りからは褒められないことは多々あります。
褒められなかったとしても、
・飲み会や評価面談では褒めてくれるはずだ!
・そこで褒められなくても給料には反映してくれるはずだ! と、
結果ではなく、自分にずっと期待をし続けてしまいます。
自分への期待は当然、無いよりはある方が良いです。
ですがベクトルを自分ではなく相手に向け、どういう風に期待してくれているのかという
相手の期待値を正しく認識する必要があります。
相手から自分がどう捉えられているのかを掴む能力は必須になってきます。
これは「誰でもかれでも好かれる必要はないという考え方」です。
今の時代、自己表現が素晴らしいとされ、自分らしさや自分のこだわりが美学と認識されていますし、
これもまた決して間違ってはいませんが、ぼくの考えは「とにかく全員から好かれろ」です。
新卒で人を選ぶということをせず、
・とにかく全ての人をどう喜ばせるか
・何を求めているのか
・どうしたら褒めてくれるのか
ここにフルべットすることでの恩恵はこれからの社会人人生で計り知れません。
人から好かれようとする努力には、
目を見ての元気な挨拶や心地の良いリアクション、清潔感や連絡のマメさなど、
全ての人として持っていて損のない要素が詰め込まれています。
ぼくは新卒に1つだけ軸を持て、と伝えるとしたら必ずこの
「人から好かれること」を選びます。
全ての軸は人から愛されることです。人から愛されるように振る舞うことです。
その土台を作るこの1年は本当にかけがえのない時間だと確信を持って言うことができます。
これから起こるドラマチックな1年を、全力で走り抜けてほしいなと思います。
共に素敵な1年にしていきましょう。